忘れていた教会付きの土地
いつもありがとうございます。 ありがとうございます。 何やら1月からバタバタしていたら、2月になっている。それも2月も中旬に差し掛かっているではないか。毎日が新幹線並みに早い、パソコンにスイッチをいれる時間は朝の8時頃だか、ふと、気づくとお昼の1時ごろになっている。軽くお昼を食べるときもあるが、食べれないときもある。休憩しないで作業をしていると、マイケルの帰宅。日課の猫ちゃん達への餌やり、そして、夕食、ふと気づくと深夜をまわっていることもある。 1日も早いが、1週間も早い、そして、1ヶ月も早い。 私達が豪州からキプロスに移住してから、今年で4年目になる。 早いものだ。 いつもお世話になっている方の為にキプロスからの贈りものを考えていた。 オンラインショップで販売しているものよりは、キプロス産という物が良いかな?と思った。先週、天気が良かった日に気晴らしに近所の教会を友人とブラブラしていたときに、敷地内にある木になっている実を見て、友人が「これ、なんだろうね?」と何気なく聞いてきた。「あ〜!これ、ピンクの胡椒だよ。」と、私が答えると彼女は「えぇ〜!これがピンクの胡椒の木なんだ、ブラジルに行ったときに買ったけど、すごっく高くて、日本だとなかなか手に入らないよ!」と、いうので、「従弟の映画監督宅なんかには山のようになっているよ。」と、言いながら、ラベンダー、ローズマリー、オリーブの木、マンダリンの木、レモンの木を横目にしながら、歩いていた。 そして、数日を経て、ハーブを贈ってあげるのが良いな。と思った。 あと、キプロス産の岩塩なども良いかな?と思いつつ、マイケルと話していた。 ハーブと言えば、私が豪州で経営していたお店でアロマセラピーという名前が知れ渡る前から、エッセンシャルオイルを販売していた。ポプリ、お香も大好きで、若いときはある香水の会社に自分のブランドを作って貰ったこともある。マイケルもブテックを閉店させた後に、シドニー郊外でお花やハーブを扱っていた。私も丁度腰の調子が悪かったので、シドニーで占いサロンをしていたが、思い切ってお休みすることにした。 2エーカーの土地に2人だけだった。イギリスのカントリー風のお店でアロマやキャンドル、ハーブ、ハチミツも販売していた。と言っても、バックヤードが広すぎて、バラやローズマリーの苗木を購入して行く人たちが多かった。 私は苗木には詳しくないので、マイケルが卸しで芝生などを配達しに出かけているときに、「腰に負担がなければ店を開けていても良いよ」と、軽い気持ちで手伝い始めたが、咲いている花がある場合はどれがどれと分るが、「これと同じものを5個頂戴」と言われても、頭がチンプン感奮だったりした。「どこにあるの〜?」と、マイケルに電話すると、どこどこのグリーンハウスにあるから・・・、とのことだったが、お客様に「ちょっと、待って下さい〜」と言って、2エーカーもある場所の一番端っこのグリーンハウスの中に入ったが、「どこ〜?」と自分に言い聞かせて見つけたときに、「あった〜!」だが、苗木は重い。両手で持てるのは頑張っても2つほどだったりした。オーストラリアの田舎に住んだことは学生の頃のファームステイぐらいで、いざ、住んでみると怖い。虫とか沢山発生したりして本当にどうしよ・・・。と、思ったこともあった。 以前にどこかで話したことがあると思うが、ふと、夏の暑い日にお店を掃除をしていたら、何やらマツぼっくりのような木で出来ている物がカーペットの上に横たわっていた。何だろう・・・。と、思いつつ、マジマジと見てみると、巨体なトカゲではないか。バックヤードで作業をしているマイケルを呼びに行った。オーストラリアは毒性の生態がいたりするので、ヘタにさわってスッポンみたいに手を千切られたらたまったものではないと思い、マイケルも見たことがないトカゲだという。じっとしているが、どうにかして、外に出て行って貰うために、棒で突付いて、ドタドタと外に出て行った。その話をしたら、オージー達は、「それは天然保護動物でブルータングリザートだよ。みんな欲しがっているし、中々、最近はいないようだよ。それにそのトカゲが家に住むと金運が良いらしいよ〜。勿体ないことしたね。」と言われた。マイケルも私も「へぇ〜!そうなんだ。」と思いつつ、その数日後、ふと、カーペットをみると巨体なトカゲがいた。やっぱり、自分では怖いので、マイケルの携帯に電話を掛けた。すぐに帰って来てくれて、「どうする〜!」と話したが、「やっぱり、怖いよね。いくら金運で天然保護動物らしいけど、隣の馬と違って、何食べるか分らないし、こんなに大きいと動物というより・・・」と、またまた、棒で突付いて出て行って貰った。 その後、何やらニュースで日本人のワンホリカップルが同じとかげをスーツケースに入れて豪州を出ようとしたときに、捕まったらしい。天然保護動物を売る予定だったのか、見た感じ、ツチノコみたいにも見える。かなり高い値段で売買しているのだな。と思いつつ、金運に縁のない私達は、もうここにはこないで良いよと、外に出て行くトカゲに言っていた。 そんなカーデニング、ハーブ園での暮らしの延長で、キプロス入りしたときにハーブ栽培をしよと思い、何気なくドライブした場所でここの空気良いね。と言った場所を修道院から借りた。思いっきり、忘れていた。どうして忘れるのか?と思うほど、忘れていた。ハーブ栽培からとなると時間も掛かるし、何やら忙しくなったから、忘れてしまった。 オンラインショップで少しゴッシック調のイコンを販売しているが、どこかで見たことあると思っていた。どうして忘れるのだろう。そうだった。そこの修道院はリマソールの主教がギリシャのアトス山からキプロスに戻ったときに、しばらくそこで修行をしていた場所だった。教会付きの土地をハーブ栽培の為に借りたのだった。4年近くぶりに行った。ニコシアから車で1時間ちょっとのくねくねした狭い道路で山の中に教会付きの土地がある。そこから20分ぐらい行くと修道院はある。商業的な修道院ではないから、好き。オーガニックで色々なモンク達の栽培したハーブだ。何やら受賞もしているらしい。キプロスは太陽が強いから、オーストラリアでは味がしなかった物でも、ここのはしっかり香りも味も強い。私が一番好きなのはやっぱり、ダマクスローズ。香りもうっとりで美容にも身体にも良い。そんなダマクスローズのお花が咲き始める時期がそろそろ来ている。春爛漫を感じ始めているキプロスだ。 先週末のアフリカン、アボリジニーナイトの話もしたいが、またにしようと思う。 いつもありがとうございます。 ありがとうございます。
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