前世での生き方は現世でどこまで影響があるのか?
スピリチュアルという言葉が定着してもう十数年は経ちますが、過去世の事を覚えている人はどれぐらいいることでしょう。
もしも、誰かに「前世の記憶はありますか?」と聞かれても、「ありますよ。」と、応えられる大人は多くないかも知れません。
しかし、5歳ぐらいになる子供達に同じようなことを尋ねると言葉足らずでも、その存在があったことを知っています。
子供たちの多くが、「昔のことはあまり覚えていないけど、ふわふわしたところから、ママとパパを見ていたよ。」
「この人がママになってくれたらいいなぁと思ったよ。」
「優しそうだから」
「そう思っていたら、ママのお腹の中でママの声が聞こえて来たよ」
子供は親を選べないと言われていますが、実は、ほぼすべての子供達は親を選んでいます。
あなたの親も同じように、親を選んで生まれ変わっています。
6歳ぐらいから、幼少期の記憶が薄れてしまいます。
それは、現世で生きて行く上で、過去世の事を覚えているとカルマの解消に妨げが生じるかも知れないと思い、守護霊たちが敢えて、記憶を消してしまうようです。
しかしながら、前世の記憶は、すべての人の無意識下に眠っているだけです。
私の友人でアイルランド人の女性は、動物好きなのですが、猫が怖いという人がいました。
私は大の猫好きなので、キプロスに来てから、レストランでも、カフェでも、猫がうろうろしています。
ある時に、ランチを彼女としたときに、窓から猫が覗いていました。
外で食事をしていたのですが、猫がうろうろするのは耐えられないというので、店内に座ったのですが、同じ猫が様子を伺いに窓に座って、じっと、見ていました。
彼女自身、嫌いではないが、怖い。
あの目が怖いと言っていました。
ある日、うちに来たので、我が家の猫は怖くないのかと聞くと、それほどでもないと言っていました。
彼女の場合は、彼女の叔母さんが猫好きで、数十匹飼っていたようで、その種類の猫は怖いと言っていました。
ヒーリングをした後に、他の猫たちを見ても怖がることが無くなりました。
どうやら、彼女の叔母さんが飼っていた猫に何度も、顔を引っかかれた様子で、猫が突然、高い場所から飛びかかっているという恐怖心が彼女には植え付けられていた様子でした。
幼い頃の思い出なので、恐怖心だけが残っていた様子です。
その後は、撫でることまでは無理でも、それほど、猫に対する恐怖心は薄れたと言っていました。
現世での幼少期の記憶は必ず、大人になっても覚えてはいないが、人生へ影響は少なからずあります。
かなり前から、その女性のことは知っていましたが、会う機会がなく、顔も名前も覚えていません。
私の事を知っているということは会ったことがあるのだ。と、かなりの時間が経って知りました。
主人の会社の人で、タイコンドウ(テコンドー)で活躍している人で、今年になって数回も手術をしたが、良くならないということで、相談を受けました。
彼女の過去世はアフリカのブードゥー教の魔術師だった様子で、儀式の際に、人の血を飲むこともあったことがあるようなイメージが浮かんで来ました。
そのため、現世で今になって、胸の手術をすることになった様子ですが、お医者さんもはっきりした病名が分からないということでした。
私自身、浮かんで来たイメージの中で、現世でもその影響がある可能性があることを伝えました。
「親族で、アフリカ人はいますか?」と、尋ねると、「私の母がそうです。」と答えました。
とても白い肌なので、アフリカ人の血があるなど微塵もなかったので、その答えに私自身が驚きましたが、母方には、ブードゥー教を続けている人達も存在する様子でした。
「もう、これ以上、過去世でのことで苦しむことはありません。」と伝えると、「気持ちが楽になった。」と、涙を浮かべていました。
不治の病になってしまう人の中には、過去世での因縁が関係していることもあります。
その因縁が複雑で、家系も含んだものであれば、尚更、病名を見つけることさえも難しいときもあることでしょう。
多くの悩み事を解決できる糸口として、生まれ変わりを信じることで、生まれて来た意味を思い出すことが出来ます。
病気になったことも偶然ではありません。
必然的な出来事です。
恋愛で不倫してしまう体質の女性がいました。
既婚者の男性だと知っていながら、相手を好きで、別れたいが別れられない人がいました。
相手の男性とは、過去世で貧しい家庭に生まれ、家族だった生き別れの兄だったことを告げると、その途端、まるで今までのその執着心がなくなったと言っていました。
面倒見の良かった兄と引き裂かれて、その過去世では再会できず、現世で魂が再会できたことが嬉しく一緒に居たい、もう、離れたくないという気持ちが強く、兄だったことが分かると、安心できたことで、別れることが出来、その後、新しく出った人と結婚し、子供も生まれ、あのときの悩みは何だったのだろうかというほど、彼女自身、驚いていました。
悩みの根源が過去世にあったなどと、考える人はいないでしょう。
すべての人が生まれ変わる理由として、「カルマの清算」があります。
過去世での行いで、現世で背負ったまま生まれ変わっています。
過去世で裕福で悪行を行ったために、現世では貧乏に生まれ、善行を行ったから裕福な家に生まれるということはありません。
貧乏でも、裕福でも、過去世でマイナスのカルマを残したまま死を迎えた場合は、そのやり残したことを遣りたいと願い、その使命を果たすためには、どの親の元に生まれることで、自分の才能を発揮できるのかということに意味があります。
もちろん、裕福な家に生まれた方が、生きる上で、便利な道具を持っていることで上手く行くこともありますが、それがあるがために、霊的向上が出来ないため、悩みが増えてしまうこともあります。
霊的レベルを達成するためにも、私たちは何度も生まれ変わる必要があります。
地球以外の場所に生まれることさえもあります。
この地球にも、様々な霊的レベルの人達が存在します。
幼稚園レベルから、大学生レベルまで、色々な人達が霊的向上を目指して生まれ変わっています。
一度の人生で悟ることが出来る人は稀です。
だからと言って、あまりにも、霊的意識から離れて生きていると、守護霊様たちも、「おいおい、本当にその方向に進むのか?」と、困ってしまいます。
そのことを知らせるためにも、病気になったり、家族の悩み、仕事での悩み、金銭的な悩み等をタイミング良く、与えられることになります。
苦労している人ほど、霊的レベルを上げるチャンスです。
魂に与えられた課題を遣り遂げるチャンスです。
その課題を完全に終わらせることが出来ないままでは、私たちは何度も生まれ変わることになります。
しかし、この水瓶座の時代は、生まれ変わるチャンスが少なくなります。
下手をすると、千年以上、この地球に生まれ変わることが出来ない可能性がある魂もいることでしょう。
次に期待していると、長い間、霊界で勉強し続けることになります。
地球や他の天体に生まれることが出来る事で、実地テストが施されることになりますが、肉体を持たない限り、それは不可能です。
いつ死を迎えても良いと言えるほど、霊的レベルを上げるように精進して行くことです。
霊的レベルを上げないまま死を迎えると、この世に未練を残す霊たちにならないためにも、波動の高い生活を心がけて下さい。
波動を高める簡単な方法をお伝えしましょう。
ツイていないと感じるときは、明るい色を身に着けて下さい。
赤、ピンク、黄色、コバルトブルーなどが良いでしょう。
パワーフードを食べる。
人間のエネルギーは、体調が良ければ上がり、健康を害すると下がります。
当たり前のように感じることでしょうが、運気は体調に左右されるということです。
ですから、健康であることが、運気を継続することが出来ます。
旬の素材を生かした食べ物が良いでしょう。
特に、その土地のエネルギーとの波長によって、エネルギーを高めることが出来るでしょう。
汚染された土地の物はいくら高価でも口にしない方が良いでしょう。
住む場所です。
日当たりのいい場所と風通しがよく、花や植物が多くあるようなところが良いでしょう。
最後に、波動の高い人達と繋がることです。
類は友を呼ぶと言う言葉あるように、あまり運気が良くない場合は、その波動の人達と付き合っているために、抜け出せないカルマがあるかも知れません。
不平不満を常に口にするような人とは避けた方が良いでしょう。
自分よりも高い波動のエネルギーを放ちている人に接近することです。
そうすることで、能力が高まります。
しかし、一機にレベルを上げ過ぎた人とお付き合いすると、無理し過ぎて、ストレスになることもありますし、金銭的な破たんを招くこともありますので、すこしずつ、レベルを上げることです。
積極的にプラスのエネルギーをアップさせる方法を取り入れながら、霊的レベルを上げて行きましょう。
ありがとうございます。
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