ギリシャ、キプロスでの山火事
こんにちは! いつもありがとうございます。 ありがとうございます。 昨夜、クリスティーナが迎えに来てくれたので野いちごマフィンと緑茶を持って病院に行った。 姉からだというクスクス(ブグリ←キプロスでは呼ばれている)とオクラの料理をクリスティーナがマイケルの為に作って頂いた。 病棟に入ろうとすると、警備のお兄さんに止められた。どうやら、6時以降は面会をしてはいけないと言っているようだった。でも、皆さん働いているし・・・。10分だけと言うとオッケしてくれた。 首を長くして待っていたマイケルに10分だけというと「え〜!何で?」と言うから事情を話すと、隣のおじさんの奥さんなど10時以降にご飯を持って来るし、他の人達も9時ごろ面会しに来ているというではないか・・・。 どうも、外来からの患者さんを先にテストしているらしい、つまりプライベートで保険を払っている人達が優先されているらしい。今回のテストも話を聞くと「ハンストをしたんだよぉ〜!」「えぇ〜!ハンスト?どうして、朝注射して、今日、検査するから何も食べないで2時ごろまで待って3日間も何も食べないで待っていたけど、忙しいから・・・と言って、後回しばかりで・・・紙に何も食べませんと書いたら、主任の看護婦さんが来て、事情を聞いてくれて、テストをしてくれた。」というので、やることもないし、テストもしてくれないしと言っていた。 「で、いつがオペなの?」と聞くと、「多分、来週の木曜日辺りかも・・・。」「えぇ〜!それまで、ここでごろごろするのねぇ・・・」と聞くと、「まぁ〜!医療費のことを考えると仕方ないねぇ。同じ手術したら、100万プラス出し、あそこのおじさんはペースメイカーを心臓に入れるみたいだけど、キプロスでやるか、ギリシャでやるか聞かれたらしい・・・。キプロスだとまだまだ時間が掛かるからと言って、ギリシャに行ってやって貰うそうだけど、その医療費だけで1200万ほどは国が全額負担だから、悪くないよねぇ。」 「そうだね」 「隣の人も心臓の病気でここでは何だからと言って、イギリスで手術して貰うけど、旅費も医療費もすべてキプロス政府が負担するから、悪くないよね。」 「そうだね。でも、隣のおじさん、タバコもがんがん吸っているし、ご飯も奥さんがレストランをしているから作って来ているのでしょう。」 「そう、昨日の晩にハルミ・ピタ(溶けないチーズがパンに挟んでいる物)を頂いたよ・・・。看護婦さんたちにも差し入れしていたみたい・・・。」 「病人と言っても手術も出来ないのでは、食べたい物を我慢したくない人もいるでしょうねぇ・・・」 と、話していると、新しい相部屋の人が持っているラジオから山火事のニュースが流れて来た。 トドロス山のある村が燃えているらしい・・・。 10分のところを30分ぐらいいた。 一緒に下まで降りて来た。同じ警備さんは外来が7時ごろ入って行くのを止める様子はないらしい・・・。何で私たちだけ止められたのかなぁ?と言いつつ、「明日も来れたら来るねぇ。」と言って、別れた。 その後、姉を病院に迎えに行って、彼女の義理の両親の所へ行こうと言うので、行った。 昨夜は風が吹いていたので、お庭で食事をすることにした。 クリスティーナの義理のお父さんは国連関係と繋がっているので、彼女達がNYを離れる時に、NY入りするらしい・・・。その義理のお父さんの名前と御母さんの名前は何度も会っているが、覚えられない・・・。何て名前だったかなぁ〜?と思っていると、庭にテレビを持って来ていた。 生中継での山火事・・・。暑さの為に漏電したのが火事になったらしい・・・。50年に一度と言われるほどの歴史に残るほどの最悪な山火事である。 義理の御母さんが住んでいる山にも、近づいて来ている様だ・・・。今日も燃えているらしい・・・。イスラエルとイタリアから応援を頼んでいるらしい。話によると雨が明日に降ると言われているらしいが、こんなに良い天気で雨が降ることが有り得るのか、定かではない。雨が降ってくれれば幸いだ・・・。 さらに、テレビでアテネ郊外もこの暑さの為に山火事が発生しているらしい・・・。 アテネなど、暑さが史上最高の48度を観測したなどと言っている今週だった。 本当にこの地球はどうなるのだろう・・・。 そして、木が燃えてしまうと同じぐらいになるには100年は掛かるだろう。寂しいことだ。 どうして・・・。 地球という母体が暑く、暑くなって行っている。体温よりも暑い温度になって行っている。 寒いところは寒く・・・。 燃える火事を見ながら、人間が神よりも偉いと思っている科学などは、神から見れば、邪道なのであろう、感謝しないで生活している人間を見て、神様も魂を目覚めさせてくれているのだろう。 物がなくなる、物が壊れることよりも、自然破壊を続けた私たち人間に同じ思いを知らせる為に、水の有り難さ、屋根があって暮らせる有り難さ、そして、健康で生きれる為にハーブや植物や野菜や果実を食べようとしなかった人間達に「お知らせ」をしてくれている・・・。 日本のことわざで「触らぬ神に崇りなし!」というのがあるが、山や湖などを開発し続けている人間達に「そこはお前達の場所ではない・・・」と言っているように思える。 ここ数ヶ月、キプロスの中で綺麗だと思える場所の住民と国とで争いが続いている。 住民側は外国からのディベロッパーから援助金と賄賂を貰い、自分達の場所を安価で売ろうとしている。国側はその場所は遺跡もあったりするし、眺めも良いし、その村人達に売らないようにして欲しいと願い、揉めている。 一時の欲で素晴らしい眺めの場所がこれ以上荒らされると思うと悲しくなる・・・。 そこにホテルやマンションを建て、イギリスからリタイヤした老人の為に場所を造るだろう。 ここ最近、パフォスで多くのゴルフ場を造っているが、どれだけの木を切り倒し、イギリスから来るゴルフをする人達の為に、500年以上の多くの木を切り倒したと思うと、悲しくなるのを通り越して、憤慨状態だ。 90年代に日本がバブル期に土地開発という言葉で多くの国を買収し、必要ない場所に豪華なマンションを建てたりしたツケが平成不況になってしまった気がする。 この地球の土地の権利はお札で買いあさることが出来ても、火事や洪水や日照り続きで、凶となることもあるだろう。 もっと、素晴らしい自然に感謝して生きる必要があるのではないだろうか・・・。 早く、山火事が鎮火して欲しい・・・。 読んで頂き、ありがとうございます。 ありがとうございます。
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