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年末年始はどのように過ごされましたか?
今年の「抱負」を考える時間を取れましたか?
もしも、まだ、今年の「目標・抱負」を掲げていないのであれば、是非「抱負」を考える時間を作りましょう。
なぜ、そのようなことをする必要があるのか?
それは、あなた自身の人生の方向性を定めるためです。
とくに、劇的に人生観が変わるようなことがこの数年間にあった人ほど、「計画」を立てることで、あなたに合った人達が引き寄せられて来ることになります。
本読んだり、セミナーに行ったりしたぐらいでは、人生は変えることは出来ないでしょう。
しかし、人の出会いによっては人生観が変わることもあることでしょう。
良き出会いは、良い方向へと導かれ、悪い出会いは、悪い方向へと導かれて行くことになります。
悪い出会いというのは、意外と順境な時ほど、その相手を見極めることが出来ないこともあります。
特に、親の遺産、宝くじに当たったり、ビジネスで急激に裕福になったり、株で大儲け?また、高い位置に就いたり、有名になったりすると、そのことを自慢したくなるのが、人間の性でしょう。
しかし、親の遺産、宝くじで大金を得たということは、その人の過去世からの陰徳がお金という形で現世のその人に引き出されたことになります。
そのため、そのお金の遣い方によっては、知らずして、マイナスのエネルギーも引き寄されて来ます。
今までお付き合いしたことのないような人々を招き寄せることになります。
人によっては、巨額なお金を手に入れたことによって、煽てられると見栄を張ってしまい、散漫してしまうことになりかねません。
とくに、男性で中年期に大金を手に入れると、若くて美人の女性が近づいて来たりすると、浮かれてしまい貢いでしまい、気づいたときには時遅しということもあるでしょう。
女性も同じように裕福になると、必要でない物まで見栄を張って買ってしまい、または、買わされてしまい、箪笥の肥やしになってしまうことになります。
お金という物は不思議なモノで、大金を自分で作ったことがない場合は、その人が扱える額しか残らないようになっています。
ですから、宝くじで大金を手にしたが、数年後には借金地獄に陥る人もいるぐらいです。
大金を手にした人ほど、「生き金」を使うことが出来る計画を立てることです。
もちろん、裕福になることは悪ではありません。
しかし、裕福になってしまうことで、生まれた意味を忘れてしまい、日常の忙しさや短期的な楽しさにかまけて、本当に自分の人生で何が大切なのかという問いから逃げてしまうことになります。
学ぶことを忘れてしまったことで、快楽的な生き方を続けていると、ある日、周りを見渡してみると、自分と似たような人達が側にいることになります。
長年に渡りお付き合いしている人達と離れたいという気持ちが芽生えるときは、その人達とは異なる波動になったということです。
その想いが湧いたときこそ、行動する時期なのです。
そのまま、自分の気持ちに嘘をついて、相手に合わせた生き方をしていると、自分自身でない自分を演じているために、心がすこしずつ不安定になってしまい、その相手の名前を聞くだけで身体に変化が出て来ることもあります。
そのサインを無視していることで、精神的に不健康になってしまっていることもあります。
また、順調でも問題を抱えていることもあるのです。
もうここ近年では、「平和や豊かさ」ということさえも、固定的な状況ではなくなりました。
中立の立場でいられる国は少なくなりつつあります。
私達は時として、上か下か、良いか悪いか、善か悪か、得か損かというような物事を二分にして考える傾向があります。
しかし、上と思っていたことが、下になってしまったりすることもあります。
良いと思っていたのに悪い状況になったりしてしまうこともあります。
そして、あなたが今置かれている順境であり、順調な状態についても全く同じでしょう。
順調というものは意外ともろいものです。
その順調さが何かを生み出すものであれば、それは素晴らしい方向へと進んで行き、今の順調さがより高次の創造や安定を齎してくれることになるでしょう。
それとは逆に、その順調さから停滞や破綻を導く状態にいることもあります。
どちらの方向へ進んで行っているのかを見極めるためにも、「目標」「目的」「夢」「計画」「信念」などが大事になります。
目的を忘れてしまわないためにも、あなたは何を求めてその道を進んでいるのか?
なぜ?それを始めたのか?
何を目指してスタートしたのか?
初心、志、もともとの願いを思い出す時間を作るためにも、厳かな新年を迎え、謙虚に自分を見つめる時間を作ると良いでしょう。
例えば、長年の夢が叶って開いたお店、開店のときは評判が良かったものの、しばらくすると来客数が減り、売り上げが減り、存続することが不可能になってお店を閉めたということは良くある話です。
とくにレストラン経営者などで、お店を継続できなくなるのは、「味」が変わってしまったことでその店にしかないオリジナル商品が無くなってしまうことでしょう。
経営者に限らず、夫婦、家族も同様に、順調な時だからこそ、「今を見つめ」新しい未来に向かって一歩を踏み出すことです。
そして、あなたもまた、その一歩を求めているのであれば、一体何のための順調なのかを考えてみると良いでしょう。
安定しているなら、尚更、未来に向けて、今、何か出来ることがあなたにもあることでしょう。
もしも、問題が複雑化しているときは、「いい人」の側にいること、または、その人の観念を学ぶことです。
私の尊敬する道元師は、「よき人に近づけば、不覚よき人となるなり」と言っています。
「人の心、元より善悪なし」とも、言っています。
先にも申し上げていますが、悪い人といい人がこの世には存在します。
悪い人に近づけば、悪い人になり、いい人に近づけば、いい人になります。
その基準のいい人は、学歴、金持ち、社交的な人、教養のある人、厳格な人ではなく、道元師の「いい人」とは、道を求めている人、道を極めている人、しかも、寛大で優しい人という意味の人のことです。
それは、自我の中に仏性(宇宙の生命)が内在していることを深く悟っていて、自分の生命は宇宙と全く同じ生命体であることを、覚知している人を示しているようです。
そのことを「道友」と言っています。
いつも申し上げていますが、人の波動は上下しやすいものです。
悪い波動を放す人と繋がると、知らずに自分も低い波動を放してしまうこともあるものです。
だからこそ、年末には己の1年の行いを浄化し、年始より、初心の心を思い出し、襟を正し、謙虚に明るく、素直な心とともに感謝の心を持ちながら、新しい未来に進んで行きましょう。
一日、一日を大事に生きて下さい。
自分らしい人生を生きましょう。
今年一年も福運が訪れますように、心よりお祈り致します。
ありがとうございます。
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